【防災の日】長周期地震動ってなんだいって話。
出来るだけ、専門的な用語は使わずに頑張ります。(小言)
9月1日は防災の日!
今年で関東大震災が発生してから100年が経ちます。
関東大震災は南関東を襲った巨大地震で、死者・行方不明者は推定10万5,000人で、目地以降の日本の地震被害としては最大規模の被害となっている。
2011年では東日本大震災が発生し、地震以外にも津波や原発事故が発生し、東北地方のみならず関東地方にも甚大な被害をもたらしました。
実は、緊急地震速報には2種類がある。
大きな地震が発生したときにテレビに流れる「緊急地震速報」には2つの種類があることをご存じですか?
それは「予報」と「警報」です。
予報
最大震度5弱以下の地震でも発表される。基準は、いずれかの地震観測点(地震計を設置している場所)において、P波またはS波の振幅が100ガル以上となった場合(震度4相当)、マグニチュード3.5以上または最大震度が3以上と推定された場合。
警報
最大震度が5弱以上と推定された場合。
※テレビで流れるのはコイツ。
【本題】長周期地震動とはなんだい?
時代が進み、高層建物が増えてきたことで長周期地震動にも気を付けなければなりません。
長周期地震動とは、大きな地震に生じる周期(揺れる幅的な?)が長い揺れの事を言います。
めちゃくちゃ簡単に言ってしまえば、紙コップをいっぱい重ねて運ぼうとすると上のコップが揺れて安定しないですよね?それがビルでも発生しているという事なのです。
つまり、地上との揺れの大きさが違うので、遠い場所で大きな地震があっても、タワマンの最上階に住んでいる人は自分の家よりも大きな揺れに襲われることもあるという事。
具体的な例として、このような動画を見つけました。
その長周期地震動による被害を低減するために、気象庁は今年の2月から、緊急地震速報の発表基準に長周期地震動階級を追加しました。
※1(気象庁|長周期地震動について|長周期地震動に関する情報について)
実際に発表された例として
今年の5月5日に発生した石川県能登を震源とする最大震度6強の地震です。
(詳しくは※1をご覧ください)
(「長周期地震動」階級3の揺れ 石川県珠洲市で観測 | NHK)
最後に...
今回は長周期地震動についてお話していきました。長周期地震動階級についての発表はありませんでしたが、去年発生した福島の地震で東京都のビルなどが大きく揺れるという話もありました。この記事を見て、「震源地から遠い場所でも大きな地震が来たら長周期地震動にも気を付けなきゃいけないんだなぁ。」と思っていただけると幸いでございます。